パステルナーク

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                     パステルナーク。

                  『ドクトル・ジバゴ』の作者。
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# by tiaooiwa | 2006-06-12 18:25

第六感

すばらしいもの。 それはワイン、パン、そして愛に苦しむ女の人

では、バラ色の夕暮れ、静寂、永遠の詩は?
・・・

ある時 気がついた。肩に 羽が生えてきそうなのだ

その時は 近いのだろうか。自然と芸術のメスに、身体は 引き裂かれ、魂は 叫ぶ。第六感のための組織を 産み出しながら。


                                            グミリョーフ
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# by tiaooiwa | 2006-05-30 23:50

ヨシフ・ブロツキー

  
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                 ヨシフ・ブロツキー
                   
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# by tiaooiwa | 2006-05-29 19:31

『蒼ざめた馬』

  
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  ロープシン・・・本名、B.V.サーヴィンコフ。ロープシンというのは、数ある(!)ペンネームのうちの1つである。日本で知られている『蒼ざめた馬』の著者。

  テロリストっちゃあ、テロリストなのであるが、時代がロシア革命の真っ只中だっただけに、今でいうテロリストとは違うように思う。ちなみに20代のイワン先生が学校で勉強していたときには、教科書に出てきたそうだ。また、最近の研究によると、飛び降り自殺ということになっていたのは間違いで、実際は「飛び降りさせられた」という事実もでてきているらしい。

  『蒼ざめた馬』の主人公の生き方は、虚しい。愛も、自由も、否定する。人を殺す理由は、「ただ、やりたかっただけ」。そこには、あらゆる革命活動をに加わり、1つもうまくいかなかったサーヴィンコフ自身の人生が影響されているのだろう。

  「だから、なんでサーヴィンコフが日本で有名なのか、とくに日本の学生運動を経験した人達の間でよく読まれていた理由、わかる気がします」と、イワン先生。私も、少しその辺考えてみるけど・・・。
             
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# by tiaooiwa | 2006-05-20 19:05

『巨匠とマルガリータ』②


  『巨匠とマルガリータ』に関するある論文によると、この作品は心理学者S.フロイトの影響も受けているらしい。イワン先生、下のような手描きの絵でもって、その内容を説明してくれました。

  
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  左から家、馬、そして馬に乗っている人。「家」は「理想」を表し、「馬」はその理想へ向かっていくための「手段」。馬に乗っている「人」は、「私」・・・というような説明だったと思う。
  人は、必ず理想あるいは幸せに向かって努力しなければならない、という考えだそうだ。
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# by tiaooiwa | 2006-05-20 18:34

『巨匠とマルガリータ』

  
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 『巨匠とマルガリータ』・・・やっぱり難しい。しゃべる猫や、魔術師が出てくるから、「ハリーポッター」ばりのファンタジーで、とりくみやすいような印象を受けるけど。

  30年前の発禁本だった頃から密かにみんなに愛されてきたし、自由に読めるようになった今は、映画や演劇やバレエにもなったりして、とにかく本好きなロシア人や芸術家の心をくすぐる本らしい。

  勧められて数年前に読んでみたし、今回もあらためてイワン先生に解説してもらったけど・・・やっぱり、わかんないや。
  もうすぐ知人がDVDを持ってきてくれるから、それを見て私なりの理解を深めるしかないだろう。映画の出来はあまりよくないらしいのだけど、それでも、まあ・・・。

  朝日新聞がこの作品について「悪と愛の激しい争いを描く」と書いていて、イワン先生、さっそく噛みついた。「違います!この作品では、善と悪が結びついて、愛を救うのです!」。・・・よかった、あんまり理解できないの、私だけじゃないみたい。

  
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# by tiaooiwa | 2006-05-13 21:00

『イワン・デニーソヴィチの一日』

  
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  この写真の人物、A.ソルジェニーツヴィンといえば、「泣く子も黙る」・・・ってほどじゃないけど、まあソヴィエト文学の大御所中の大御所。1970年にノーベル文学賞も受賞している。

  それで、イワン先生と「次回は、A.ソルジェニーツィンをやりましょう」ということになったとき、本屋にいけばすぐ彼の本が手に入ると思っていた。でも、1軒・・2軒・・3軒・・・目の本屋で注文しましたがな、とうとう。けっこう大きな本屋ばかりまわったのだけど。
  結局、県立図書館で借りて、ロシア語の授業には間に合わせた。

  人気、落ちてるんだな、彼。イワン先生も、若い年代に属しているからか、名前を聞いて顔をしかめたし。

  『イワン・デニーソヴィチの一日』。スターリン政権下の収容所の一日。あらすじを知ってはいたが、初めて読んだ。なかなか最後まで読むのは、難しい。つまるところ、収容所内で起きるささいな出来事の描写に尽きるもの。まあ、ささいな出来事といっても、主人公にとっては、そこに生死がかかってくるからおろそかにはできない。対応間違えば、すなわち「死」だ。

  「・・・きょう一日、彼はすごく幸運だった。・・・うまく粥をごまかせた。班長はパーセント計算をうまくやってくれた。鋸のかけらも身体検査でみつからなった。・・・」

  そう言って、主人公が「幸せな一日」を終えたところで、本書は終わる。
  
  1962年にこの本が出版されたとき、「全世界は驚きと感動」だったらしい。当時のソヴィエト情勢を考えると、そうだろう。なまなましすぎるもの、内容が。でも、今は・・・。

  「文学って、“役割”があるような気がします。必要とされる時期もあるけれど、それを過ぎるとさっぱり。次から次へとでてくる電化製品と同じですね」と、私。イワン先生、ノーコメントでした。ノーベル文学賞を受賞した作品を電化製品にたとえる私。・・・あきれられたかな?



  
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# by tiaooiwa | 2006-05-13 19:56

「惑星ソラリス」

  映画の名は、「惑星ソラリス」。 監督は、A.タルコフスキー。 でも、原作は S.レム という人で、どこか東欧の人だそうです。 そしてその原作者は映画の内容に不満足で、何回か監督とケンカもしちゃってるとか。

  
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  「ものを考える海」の話。 さすがガイジンの考えること、発想がブッ飛んでますね。 ほんでもって、その「海」が人の考えを読んじゃって、そのイメージ通りのものを目の前に出してくれる。 ・・・ドラエもんのポケット??? いやいや、事態はもっと悩ましいです。

  主人公の場合、別れた恋人でした。 しかも、死んだはずの。 しかも、彼が自殺に追い込んじゃったという。 その彼女が現れる。 ああ、悩ましい。

  原作者は、その辺気に入らなかったようです、「俺の作品を、『罪と罰』にしちゃってる!」って。


  私が主人公だったら・・・うれしいですね、単純に。 目の前に思い描いた通りのこと(人)が現れただけで。 そのあとのことは、考えてもわからないです。 考えたくないのかも。



  
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# by tiaooiwa | 2006-05-02 17:01

祖国愛

  またもや詩人の写真です。 またもや「銀の時代(1880-1920)」の。

  詩人の名は、S.エセーニン。 自分の国、ロシアをめっちゃ愛し、「ロシアがめっちゃ好きやー!」という内容の詩をたくさん書いて、今もって人気を博している詩人です。

  
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  “・・・
   もし 聖なる天使に こう聞かれても

   「ロシアを 捨てよ。 そして 天国へ!」。

   僕は 答えるんだ。

   「天国なんて いらない。 ただ 母国があればいい」 ”

  
   ソビエト、じゃなくてロシア。 都市、じゃなくて田舎が好きだった彼。 アメリカなど外国へ行ったこともあったけど、それなのにやっぱり、いやそれだからこそ、ロシアが好きだったそうです。

   多いです、ちなみにそういうロシア人。 「国家(=政治体制)は嫌いだけど、国(=そこに住んでいる人々や歴史や伝統や文化)は好き」っていうのが。

   それで、日本に住んでいるロシア人の心境も、複雑なものがあります。 肉体は異国にあるけれど、魂は母国に置いてきちゃった・・・という感じ・・・でしょうか。
   
   それもあってか、日本にいるロシア人の眼を見ると、空虚な感じがします。 前回の話じゃないけれど。

  
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# by tiaooiwa | 2006-05-02 16:28

ロシア人の眼

 やはりロシアの詩人、A.ブロークの写真です。 

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 昔、学生(ロシア人)が言っていました、「僕は、眼を見れば『あ、ロシア人』ってわかります。そこには、必ず悲しみの灯がともっているから」。
 
 前の女流詩人の写真といい、この写真といい、その学生が言わんとしていたことが、分かる気がします。 
 
 彼らが生き、詩作した1880~1920年は、ロシア革命があり、激動の時代でした。そんな中、まるで失われていくものを書きとどめるかのように、多くの優れた詩が生まれました。で、「銀の時代」と言われています。
 
 次の詩が書かれたのも、ロシア革命直前でした。

 " 闇、小路、街灯、薬局... ”

  意味のない、 ぼんやりとした光
  
  たとえあと四世紀半、 生きてみたところで 

  なんにも変わりはしないのさ。 出口は見えない。

 
  死んだところで、 また始めから 同じこと。

  昔と変わらず 同じことの繰り返し。

  闇。 そして運河に浮かぶ、氷の波紋。

  薬局、小路、そして 街灯....         

                1912年10月10日


 つねに(現在も含めて)、社会状況に振り回されてきた人々。 現在のロシア人の眼の中にも、年齢、性差を問わず、「悲しみの灯」が見えるような気がするのです、今でも。
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# by tiaooiwa | 2006-04-14 21:29